設計・開発部門
東海紙器オリジナルの設計・開発を行う
包装技術センター。
東海紙器では、パッケージに関する技術的な課題に対応するため、2007年
9月1日に「包装技術センター」を開設しました。お客様からの特殊なオーダーに応える新規包装仕様の設計・開発のほか、落下・振動・圧縮試験機による各種テストなども行っています。ここで培われている確かな企画・提案力と隙のない設計力は、東海紙器が誇る財産です。
相互連携によるプロデュース体制図
業務内容
「企画・提案力」
出荷から客先まで製品を無事にお届けする、運搬・荷役・輸出・環境などの様々な物流条件を想定し、最適な包装仕様を立案。100kgを超える重量物の包装、海外輸送に対応した包装、輸出のための集合包装など、多様な業種・業態のニーズに幅広くお応えしています。また、お客様のご要望をしっかりと踏まえた上で、適正梱包や環境に優しい包装の提案、軽量化素材や化成品素材の推奨、製凾加工の見直しなど、お客様の満足を第一に考えた付加価値の高いご提案をさせていただきます。
「設計力」
設計から試作、落下・振動・圧縮試験機による各種テストまでを一貫して行うことで、お客様のニーズに合致する最適な仕様を生み出しています。内容品や箱の形状に合わせて適切な寸法を設定する寸法設計に、物流条件を踏まえた必要強度・緩衝性などを組み合わせて考慮。コストや環境にも配慮した最小限の材料での包装設計を目指し、さらに作業工数を含むお客様の負担を軽減する設計をしていきます。また、設計とテストの同時進行により、小回りのきくスピーディーな対応が可能です。
設計・開発製品実例
NSP(ノンステープルパーテーション)
特許・商標登録取得済NSPとは、ステープル(金属製のかすがい)を使用しない、全く新しい接合方法による組み込み式の仕切りです。ステープルで固定された従来の仕切りに比べ、組み立て・解体ともに容易で、取扱性に優れています。現在、発注元の企業および関連企業含め100アイテム以上に採用されています。
多角的な検証を行う豊富な試験設備
恒温恒湿室
室内の温度と湿度を高い精度で一定に保持することができる部屋で、特定の条件で試験を行う上で欠かせない設備です。試験時の前処理(JIS規格 温度23℃ 湿度50% 24時間保管)を行う事が出来ます。
各種試験機
段ボールケースに対する各種影響や、内容品の品質維持を検証。試作品開発に必要なデータを収集するべく厳しいテストを行います。
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ケース圧縮試験機
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落下試験機
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小型圧縮試験機
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罫線折り曲げ
強さ試験機
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強破裂試験機
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振動試験機
サンプルカッター
2台のサンプルカッターによって、設計した包装材料を即試作・即評価。評価によって見つかった改良点もすぐに修正・反映していくことが可能です。
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モーター式電気振動
サンプルカッター
加工範囲/H:1600㎜×W:2000㎜
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モーター式電気振動
サンプルカッター
加工範囲/H:1600㎜×W:2900㎜